【RWS】元ラジャダムナン王者対決は竜哉が3Rに追い上げみせるも惜敗
Rajadamnern World Series(RWS) 2024年3月2日(土)タイ・ラジャダムナンスタジアム 【写真】ヒジの打ち合いとなった ▼第4試合 110ポンド契約 3分3R ×竜哉・エイワスポーツジム(=奥柄竜哉/エイワスポーツジム) 判定0-3 ※28-29×3 ○コチャシット・ターセヤーサット(タイ) 竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目の同世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に。 2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。怪我で戦列から離れていたが、2022年12月に約1年ぶりの復帰戦で秒殺KO勝ちした。2023年8月にはタイでスーパーチャンプから勝利を収めたが、10月のRWSではデッチャピチャイ(タイ)に判定負け。12月の『RWS』ではジャバド・モザファリ(イラン)にKO勝ち。戦績は34勝(12KO)7敗2分。 コチャシットは元ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者の強豪で、戦績は50勝10敗2分。 1R、まずは右ローを蹴る竜哉にコチャシットは前蹴りを出しながら近付いて首相撲に持ち込む。すかさず右ヒジを打つ竜哉だがコチャシットも負けじと右ヒジを打ち返す。竜哉を前蹴りで転倒させるコチャシット。竜哉は左ボディからの右ロー。前に出てくるコチャシットに左ボディ、右フックをヒットさせる竜哉だがコチャシットは下がらず距離を詰めて首相撲に持ち込む。右ボディストレート、左フック、右ローと攻撃を散らす竜哉。コチャシットの組み際には右ヒジを打つとコチャシットも右ヒジを返す。オープンスコアは10-9×3でコチャシット。 2Rもコチャシットが右ヒジを振り下ろしながら前に出て、首相撲に持ち込むとヤッサイ(ヒザを押し付けて押し込むようにして蹴る技)で攻める。竜哉は首相撲でコカし、組み付いてくるコチャシットに左ボディを打つ。どんどん前に出て右ヒジを振り下ろし、首相撲に持ち込むコチャシット。竜哉の右ヒジにコチャシットが右ヒジのカウンターを打ち、竜哉が一瞬フラッと揺れる。組まれると顔を押されていい組み方をされてしまう竜哉。左ミドルを蹴り、左ボディを打つ竜哉だが、コチャシットの前進に下がらされる。竜哉が左ミドルを蹴るとコチャシットもすかさず左ミドルを返す。2Rも10-9×3でコチャシット。 3Rは竜哉が前に出てワンツーでコチャシットにロープを背負わせて左ボディ。完全に流しモードに入ったコチャシットだが、竜哉は右ボディストレート、ワンツーで攻め、左フックをクリーンヒットさせる。ボディへのワンツー、左ミドルと圧倒的に攻める竜哉だが、コチャシットは前蹴りやクリンチで逃げ切り態勢。竜哉が左ボディからのコカし、さらに前へ出て右ストレートを顔面とボディへ放つがコチャシットに組み付かれる。逃げ回るコチャシットを追いかけた竜哉だが時間切れ。 判定3-0でコチャシットの勝利となった。
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