【ミャンマー】25年総選挙、ヤンゴンで13政党が候補者擁立
ミャンマー軍事政権によると、来年11月の実施を目指す総選挙で、登録政党のうち少なくとも13政党が最大都市を含むヤンゴン地域に候補者を擁立する方針だ。 国軍系メディアのNPニュースが19日伝えた。 13政党は、ミャンマー人民民主党(MPD)、新国民民主主義党(NNDP)、労働党、統一民主党(UDP)など。いずれも政党登録法に基づいてヤンゴン地域に登録済みで、同地域で候補者を擁立することが認められている。 ミャンマーでは現在、53の政党が登録されている。このうち全国で活動する政党は◇(国軍系の)連邦団結発展党(USDP)◇国民統一党(NUP)◇国民先駆け党(PPP)◇シャン民族民主党(SNDP)――など計9党。 軍政は民主派指導者アウンサンスーチー氏や同氏が率いた政党「国民民主連盟(NLD)」などを排除したまま選挙を実施しようとしている。各地における紛争や民主派弾圧が続いており、公平な選挙とはなりそうもない。