<解説>「鬼滅の刃」 鎹鴉、ムキムキねずみ、茶々丸 戦いを支えるスーパー動物 豪華声優陣も話題に
動物キャラクターの中でも、その可愛さでインパクトを残しているのが、猫の茶々丸。茶々丸は、「竈門炭治郎 立志編」で炭治郎たちが出会った、鬼の珠世(たまよ)の使い猫だ。珠世は、鬼の頂点に立つ鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)を抹殺したいと願う鬼で、医者でもある。禰豆子を人間に戻す手助けをしてくれており、“治療薬”の研究のために炭治郎に「できるだけ鬼舞辻の血が濃い鬼から血液を採取してほしい」と依頼。茶々丸は、炭治郎が鬼から採取した血を珠世の元へ届ける役割を担っている。
茶々丸は、炭治郎が“鼓の鬼”の響凱(きょうがい)を倒した後のシーンで初登場した。珠世を慕う鬼の青年・愈史郎(ゆしろう)の術により「ニャー」と鳴くまで姿が見えないようになっており、もう一度鳴くと、また姿を消す。その後も、炭治郎たちが戦いが終えると、リュックのようなものを背負って登場。炭治郎になでられる姿は愛らしく、思わず癒やされる存在になっている。
元忍(しのび)の音柱・宇髄天元が活躍する「遊郭編」に登場し、話題になったのが、天元の使いの“忍獣(にんじゅう)”ムキムキねずみ。特別な訓練を受けており、知能が高く、人間が使う刀一本を一匹で持ち上げられるほど力も強い。天元と同じく、派手な額当てをしているのも特徴だ。「遊郭編」では、遊郭に潜入していた嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)が屋根裏に隠していた刀を運び、活躍した。さらに、「ドラえもん」のジャイアン役で知られる木村昴さんがムキムキねずみの声優を務めたことも話題になった。
鬼殺隊の縁の下の力持ちであり、隠れた人気キャラとなっているスーパー動物たち。今後の戦いでの活躍も注目される。