小林悠がサインをせがまれ、山村和也はC大阪時代の旧友と再会。川崎×パトゥム戦で見えた微笑ましいシーン【ACL】
試合後には多くの印象的な場面が
[ACLグループステージ4節]川崎4-2パトゥム・ユナイテッド/11月7日/等々力陸上競技場 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開! ACLのグループステージ・第4戦が11月8日に行なわれ、3連勝中の川崎はタイのパトゥム・ユナイテッドとホームで対戦し、4-2で勝利した。 脇坂泰斗の2本のPK弾、脇坂のCKからの山村和也のヘディング弾、宮代大聖のダメ押し弾で、4-2で競り勝った川崎はこれで破竹の4連勝だ。 今年6月まで川崎に所属していた戦友・チャナティップに“等々力初得点”となる2ゴールを許し、ミスも重なるなど難しい試合になったが、後半に相手に退場者が出たこともあり、しっかり勝点3を上積みした形だ。 その試合後、チャナティップがパトゥムのチームメイトとともに川崎サポーターらへ挨拶する姿が見られたが、それ以外にも各選手が交流を図っていたのは印象的だった。 この日、途中出場した小林悠は、ロッカールームへ引き上げようとしたところで、パトゥムのGKチャッチャイ・ブートプロムにサインをせがまれ、記念撮影をする一幕も。小林はこの場面を振り返る。 「先日のアウェーでの一戦でもユニホームを交換していて。同い年らしいんですよね。面識はないんですが、なにげにタイの選手に話しかけてもらえる機会が多くて。以前にはティーラシンともユニホーム交換をさせてもらって。ありがたいです」 そしてチャナティップの活躍に関しても小林は続けた。 「やっぱり上手い。チャナが活躍してくれるのは嬉しいですけど、自分たちの試合ではやめてほしい(笑)。でもうちでも良い選手だなと感じていましたが、違うチームでも輝けるのはすごいですよね」 一方、試合後にまた違った選手とユニホーム交換をしていたのが、山村だ。 山村が再会を果たしたのは、C大阪時代に一緒にプレーした経験のあるチャウワット・ヴィラチャード(2018年と2022年にC大阪に所属)である。 「セレッソで一緒にやっていて、彼はU-23(チーム)のほうにいたんですが、今回は向こうからユニホーム交換をしようと。今日、スタジアムで『あ、いる!!』と思い、久々に話をすることができて良かったです」 川崎とパトゥムの一戦は、チャナティップの等々力への帰還とともに、各選手の交流ぶりが光る試合となった。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)