全国男子駅伝 石川県チームに密着! 沿道からは大きな声援 「笑顔で走り切れた」
「おいしそう」「すくって乗っけてフーフーしてそのまま食べる!」「うまいうまい!」笑顔でお好み焼きをほおばっていたのは、21日に行われた全国男子駅伝の石川県チームです。 石川県チーム 森賀康裕監督「なかなかコンディション的にも非常に厳しかったので、笑顔でタスキを渡そうということでそういった面では笑顔で走り切れたんじゃないかなと思います」 震災から3週間…並々ならぬ思いで戦ったチーム石川に密着しました。 今月18日、選手たちの姿は広島駅にありました。 石川県チーム 森賀康裕監督「避難所生活をしている選手もいますので、非常に苦しい思いをして練習も思うような状況でなかなかできないことが正直あったと思います。こんな状況ですけれども元気に走っている姿を見せられたらと思っています」 元日に最大震度7の地震に見舞われた石川県。これまでに233人が亡くなり、22人の行方が分かっていません。電気や水道などのライフラインも復旧しておらず、多くの人が避難所生活を送っています。 故郷へエールを送りたいそんな思いをタスキに込め48kmの旅路を走りだしました。 スタートの瞬間を近くで見守っていた人たちがいました。広島石川県人会の皆さんです。 広島石川県人会 杉本義守会長「みえなかったです。みんな元気ですからいいじゃないですか、楽しみです」 会場に設置された石川県人会のブースでは名産の金箔をあしらったお守りなどが販売されたほか、石川県を支援するための募金箱も設置されました。 広島石川県人会 杉本義守会長「通る方がほとんど(募金を)入れていただいて、皆さんの温かい心というか『しっかり頑張ってくださいね!』という声をかけていただき募金していただいているので、そのことを石川県にきっちり伝えたいと思っています」 レースは1区からハイペースで進む中、練習不足もあってか石川チームは出遅れ最下位スタート。それでも懸命にタスキを繋ぐ姿に沿道で応援する人は 沿道で応援する人「すごくみんな頑張って、みんなを元気づけようとしているところがすごい応援したいと思っています。最後まで応援します」 そしてゴールまでおよそ8km地点この日一番の声援が 「石川頑張れー!」 1つでも上の順位を…最後まで必死に食らいつくも最終結果は47位。悔しい結果となりましたが、選手たちは広島の街を駆け抜けました。 石川県チーム 森賀康裕監督「沿道でも本当にたくさんの方々が声をかけてくださって精一杯応援してくださる姿を見て、やっぱりここに来て良かったなと思います。応援してくださる方がたくさんいるということを頭にいれてその人たちのためにも自分たちのためにもまた精一杯頑張っていければと思います」