女児放置死、二審も懲役6年 同居男は大阪USJへ外出
大阪府富田林市で2022年6月、小野優陽ちゃん=当時(2)=を自宅の柵内に放置して熱中症で死亡させたとして、祖母と共に保護責任者遺棄致死などの罪に問われた同居の無職桃田貴徳被告(53)の控訴審判決で、大阪高裁(石川恭司裁判長)は10日、懲役6年とした一審大阪地裁堺支部判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。 桃田被告は優陽ちゃんを放置した間に祖母と外泊し、大阪市のUSJを訪れるなどしていた。 高裁判決などによると、桃田被告は優陽ちゃんの祖母(48)と共謀し22年6月24~29日、優陽ちゃんを四方に板を張った柵に閉じ込めたり、両手足を縛って柵内に置き去りにしたりして、死なせた。