日本ハム・鍵谷陽平、故郷・北海道で引退登板「引退を迎えられてよかったと思える時間を過ごさせてもらいました」
(パ・リーグ、日本ハム1ー3楽天、22回戦、日本ハム11勝9敗2分、25日、エスコン) 北海道出身の日本ハム・鍵谷陽平投手(34)が引退登板に臨んだ。先発し、打者2人をピシャリと抑え「北海道で引退を迎えられてよかったと思える時間を過ごさせてもらいました」と感慨深げに振り返った。 1番・小郷はニゴロ、続く小深田を遊直に仕留めた。現役最後の球に選んだのは自慢の直球。渾身(こんしん)の147㌔で差し込んだ。引退セレモニーでは同期入団で米大リーグ、ドジャースで活躍する大谷翔平から「一緒に頑張りたいという気持ちでこれまで頑張ってきました。これからも応援しています」とのビデオメッセージが。サプライズ演出に右腕も「大変な中でアメリカからメッセージを送っていただけてうれしい」と喜んだ。 チームは2連敗でクライマックスシリーズ(CS)進出決定は次戦以降に持ち越し。1回2死から登板した金村が同イニングの2死一、二塁で安田の2号3ランを浴びた。鍵谷は「金村にやりづらい形で渡してしまって申し訳ない」と後輩右腕を気遣った。