スバルの最上級はセダンではなく当時最先端だった高級パーソナルクーペだった|スバル アルシオーネSVX
【1992年式 スバル アルシオーネSVX バージョンL】 バブル期を代表するクルマと言えば、前ページで登場したシーマやセルシオといった高級サルーン。しかし、前席の乗員空間に重きを置いた大型クーペこそ真のぜいたく、バブルの象徴と言えるのではないだろうか。アルシオーネSVXも、スバルが持つ技術をすべて注ぎ込んで開発した、当時最先端の高級パーソナルクーペだった。 【画像18枚】デザインは、イタリアの巨匠、ジョルジエット・ジウジアーロの提案が基本となっている。オプションの電動サンルーフはアウタースライド式で、チルトアップも可能。装着車は希少だそうだ SVXがデビューしたのは1991年9月。それまで生産されていたアルシオーネの後継として登場したが、ただの後継モデルではなかった。より高級志向として、かつグランドツーリング性能を飛躍的に向上させたのだ。 アルシオーネSVX バージョンL(CXD) 全長×全幅×全高(mm) 4625×1770×1300 ホイールベース(mm) 2610 トレッド前/後(mm) 1500/1480 車両重量(kg) 1620 エンジン型式 EG33型 エンジン種類 水平対向6気筒DOHC 総排気量(cc) 3318 ボア×ストローク(mm) 96.9×75.0 圧縮比10.0:1 最高出力(ps/rpm) 240/6000 最大トルク(kg-m/rpm) 31.5/4800 変速比 1速2.785/2速1.545/3速1.000/ 4速0.694/後退2.272 最終減速比 3.700 ステアリング ラック&ピニオン サスペンション ストラット(前後とも) ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも) タイヤ 225/50R16(前後とも) 発売当時価格 399.5万円 初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部