ME:I RANも持ち前のダンススキルを十分に発揮

　そして先月デビューしたばかりのガールズグループ ME:Iから選出されたのはRAN。グループを作り上げたオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』時代から飛び抜けたダンスの実力で名を馳せていたメンバーだ。ダンス、ボーカル、ラップの中から希望ポジションに分かれて課題曲に挑むポジションバトルではダンスチームで輝きを遺憾なく発揮。実際同番組内でも、国民プロデューサー（番組視聴者）の521票中509票が彼女に投票され、見事ダンス部門で一位を掴み取った。今回のパフォーマンスでは一際目を引く真っ赤なセットアップに身を包み、BTSの「Dynamite」、EXILEの「Rising Sun」、SKY-HI「D.U.N.K.」のナンバーに出演した。華奢な身体から繰り出されるしなやかでパワフルなダンスは見る者にもパワーを与えるような不思議なエネルギーが宿る。「D.U.N.K.」では、今回の大会審査員を務めオーディション番組のトレーナーとしてRANと関わった仲宗根梨乃がともに踊り出したことでも大きな話題となった。  　その他メンバーも見事なダンスを見せた今回の企画。これまでに音楽番組で披露されることが多かったダンスコラボのスペシャルステージはボーイズグループのメンバーのみで構成されることが主だったが、今回はそこに女性メンバーも加わり、さらなる可能性の見えるパフォーマンスとなったように感じる。この大会はたくさんのキッズダンサーたちも会場で観戦していたようで、そんな未来を夢見る世代にとってもワクワクするようなステージとなったのではないだろうか。『D.U.N.K.』プロジェクトの中心であるSKY-HIは曲の最後に「アイドル、アーティスト、ダンサー、ファン。ダンスを愛するすべての人を応援します！」と叫んだ。今回のステージに参加したメンバーの個々の活躍とともに、またこのようなドリームステージが見られることを期待したい。