「こんなスポーツがあるんだ」 SSピンポンや車いすバスケ 誰もが楽しめるインクルーシブスポーツ 三重・伊勢市
参加者らが障がいの有無や年齢を問わず楽しめるスポーツを体験=伊勢市(三重テレビ放送)
「スポーツの日」の14日、三重県内各地でスポーツイベントが開催され、多くの参加者が心地よい汗を流しました。 伊勢市で開かれた「いせスポーツフェスティバル」は、市民が運動に親しむ機会をつくろうと毎年開かれているもので、今年から市内だけではなく鳥羽市と志摩市など近隣の市町の住民も参加できるようになりました。 会場では音が鳴るボールを聴覚を頼りに打ち合うSSピンポンや車いすバスケットボールなど、障がいの有無や年齢を問わず楽しめる8種目の「インクルーシブスポーツ」が行われました。 イベントには地元の皇學館大学の学生約170人がボランティアとして運営に携わるなど、幅広い世代がスポーツを通じて交流を深めていました。 皇學館大学4年の峯田愛弥さんは「体験したことがないスポーツがたくさんあり、笑顔が見えた。『こんなスポーツがあるんだ』という声を聞いたのでとても良い機会になった」と話していました。 また市の担当者は「誰もが楽しめるインクルーシブスポーツについて理解を深めてもらい、世代の垣根を越えた輪が広がるように今後もイベントを続けていきたい」と期待を込めていました。