名商大・高木登羽が12K完封 昨年準優勝の慶大理工に快勝し4強入り【東日本学生軟式野球選抜】
◇15日 東日本学生軟式野球選抜大会2回戦 名商大2―0慶大理工(スリーボンドスタジアム八王子) 第45回東日本学生軟式野球選抜大会(東京中日スポーツほか後援)は15日、東京都八王子市のスリーボンドスタジアム八王子などで、4強入りをかけた2回戦3試合を行った。名商大(中部日本1位)は、昨年準優勝の慶大理工(首都2位)に2―0で快勝した。 大舞台で今秋最高のピッチングを見せた。名商大の高木登羽投手(3年・津商)が12奪三振で2安打完封勝ち。「リーグ戦ではよくなかったスプリットが、きょうはいい高さから落ちた。高校は内野手だったので完封は中学以来です」。自己最速の129キロもマークして6回までノーヒット投球。7回2死一、二塁もスプリットで空振り三振を奪った。 中部日本学生の秋季リーグ戦優勝の立役者。7試合のうち6試合に登板し、失点しながらも粘り強く投げた。先発登板してコールド負けした昨夏の全日本選手権の雪辱も果たした。チームは、この大会で2011年、16年に優勝。V3に向け、準決勝の相手は4冠を狙う中大。江川柊将主将(3年・北陸)は「きょうは高木が完璧でした。あした以降は打線がもっと打ってあげないといけない」と気を引き締めた。
中日スポーツ