今年の日本シリーズはオリックス、阪神には隙を見せない、頂上決戦らしい戦いを期待します【辻発彦のはっちゃんネル】
1990年、4連勝で巨人を下して日本一に輝いた西武ナイン
今週末から日本シリーズが開幕します。今年はオリックスと阪神の59年ぶりの関西対戦となりました。クライマックスシリーズを勝ち上がったリーグ覇者同士の戦い。両軍ともレギュラーシーズンは2位に10ゲーム以上の差をつけて優勝しました。熱戦が期待されますが、球界最高峰の決戦の行方を左右するポイントの一つとして、いかに油断せずに戦えるか、ということが挙げられるでしょう。 私は現役時代、西武、ヤクルトで10回、日本シリーズに出場しました。1990年に西武が巨人を4タテしたシリーズが最も印象深い思い出です。“球界の盟主”を圧倒した球史に残る圧勝劇。前回も触れましたが、東京ドームでの第1戦、初回にデストラーデが槙原寛己投手からいきなり3ランホームランで西武が勢いに乗りました。私は一番でスタメン出場し、第1戦から第3戦まですべて初回に安打で出塁して先制のホームを踏むなどラッキーボーイ的な存在で、チームの勝利に貢献できました。その結果・・・
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週刊ベースボール