「最も辛かった。完全にハートブレイク」マンC10番が英代表落選を語る。自身が必要と確信「違う何かを提供できる。でも…」
「休暇中、携帯やテレビをつけるたびに…」
戦わずして敗れたジャック・グリーリッシュが、率直な想いを明かした。英公共放送『BBC』が7月30日付けで報じている。 【画像】グリーリッシュらが外れても超豪華!イングランド代表のEURO登録メンバー26人 マンチェスター・シティの10番は、アストン・ビラから1億ポンドもの移籍金で加入して3年目を迎えた昨季、新戦力のジェレミー・ドクに押され、大半をベンチで過ごす羽目に。プレミアリーグで10試合の先発に留まり、3ゴール・1アシストと寂しい結果に終わった。 すると、EURO2024に臨むイングランド代表のメンバーから落選。当時のガレス・サウスゲイト監督は同じく選外のジェームズ・マディソンと合わせ、「彼らには自信と心構えがあるが、実際、今シーズンを通してリーグで非常に良いプレーをしてきた選手たちがいる。特にここ6か月ほどは、他の選手たちの方が良いシーズンだったと感じただけだ」と理由を説明していた。 母国が決勝でスペインに敗れ、2大会連続で準優勝に終わった姿を外から見届けたなか、グリーリッシュは「休暇中、携帯やテレビをつけるたびに(大会の)映像が流れてくるから、見ないようにするのは難しかったよ」と語った。 「正直に言うと、フットボールの側面において、自分のキャリアの中で最も困難な瞬間だった。完全にハートブレイクだったよ。今の自分にとっては、それをモチベーションにして新シーズンに臨むしかない」 36キャップを持つ28歳はまた、「メンバーに選ばれるべきだったと思っている」と主張。自らの存在意義を強調した。 「イングランド代表のメンバー内で違う何かを提供できると感じている。でも、これが現実だ。さっき言ったように、フットボーラーとして最も辛い瞬間だった。僕のキャリアは浮き沈みが激しい」 1億ポンドの男は悔しさを糧に、自身の価値をさらに高められるか。30歳で迎える北中米ワールドカップでは、絶対的な主力として、長らく無冠が続くイングランドにタイトルをもたらしたいところだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部