【競馬予想】2歳GIホープフルSで狙うべき2頭 過去の実績がずば抜けている騎手と厩舎
現状の流れは決してよくない。そうした状況を鑑みれば、ここもルメール騎手が乗るからといって、過大評価は禁物だろう......世間の評価はそんなふうに傾くかもしれない。 であれば、なおさらルメール騎手騎乗のアマキヒを推したい。なにしろ、ルメール騎手騎乗でも伏兵の域を出なければ、好配当を見込めるからだ。 「やっぱり最後はルメールだったかぁ~」――そんな結末を想定して、アマキヒの一発に期待してみてはどうだろうか。 もう1頭、押さえておきたい馬がいる。美浦の手塚貴久厩舎の管理馬だ。 過去7年で同厩舎の馬が馬券に絡んだのは2頭(2019年=ワーケア/2番人気3着、2022年=キングズレイン/6番人気3着)だが、GII時代を含めて過去10年の結果を振り返ってみると、計4頭(2015年=ハートレー/3番人気1着、2016年=マイネルスフェーン/8番人気2着)の馬が馬券圏内に入っているのである。 そして今年、手塚厩舎がホープフルSに送り出すのは、マスカレードボール(牡2歳)。新馬戦(8月11日/新潟・芝1600m)、リステッド競走のアイビーS(10月19日/東京・芝1800m)を連勝してきた素質馬だ。 デビュー2連勝中という戦績から上位人気になるのは間違いない。だが、出世レースのGII東京スポーツ杯2歳S(11月16日/東京・芝1800m)を勝った、同じく2戦2勝馬のクロワデュノール(牡2歳)が1番人気に推されそうで、マスカレードボールは2番人気以下になることが濃厚。配当的な妙味はこちらのほうにある。 鞍上はレガレイラに騎乗して有馬記念を制した戸崎圭太騎手。その勢いも手伝って、マスカレードボールが無傷の3連勝でGI制覇を果たしてもおかしくない。 2024年のJRA最後の大一番。少しでもオイシイ配当をゲットして、いい新年を迎えたいものである。もしかするとここに挙げた2頭が、その手助けをしてくれるかもしれない
text by Sportiva