【日本ハム】今川優馬、来季は「化ける」水谷加入で出番減も「やるべきことをしっかり」
来季テーマは「化ける」。日本ハム今川優馬外野手(27)が27日、北海道・北広島市内の球団事務所で、250万円減の1550万円で来季契約を更改した。 今季はなかなかチャンスをつかめず、1軍出場は4年目で自己最低の6試合にとどまった。万波、水谷ら規格外のフィジカルを持つ外野のライバルに勝つために、今オフは海外自主トレもプランニングしながら、極限まで体を磨き上げる。(金額は推定) ◇ ◇ ◇ 今川が2月1日のキャンプ初日に、新庄監督、コーチ、スタッフ、チームメート、ファン全員を「あっ」と驚かせる。来季に向け「『化ける』っていうのをテーマに掲げている。バッティングも守備も走塁も全て含めてレベルアップして『今川、今年はいけるな、変わったな』と。試合で使ってみたいなと思ってもらえないと」。とにかく、すべての面で化ける。 今季はソフトバンクから現役ドラフトで加入した水谷がブレーク。同じ外野でもあり、自身の活躍の場が、一気に減少した。まずは、そこをいかに超えていけるか。「今年は水谷が出てきて。水谷以上に打たないといけないですし、守らなきゃいけない。そこは本当に意識しながら、自分のやるべきことをしっかりやる」。狙いを具体的に定め、化ける。 イメージは「大きく速く強く」。ここまでの取り組みで既に体重は登録の86キロから6キロ増の92キロ。それでも「スプリントのタイムが少し速くなってきている。デカくても動けるように取り組んでいます」。パワー面も「少し再現性を高めたまま7、8割ぐらい(の力)でも、同じぐらいの打球速度が出るようになった」と成果が出始めている。さらに初の海外自主トレもプランに入れ、化ける。 1軍で6試合。2軍でも79試合と、そこまで出場数が多くはなかったが、腐らなかった。「自分の中では“鎌ケ谷キャンプ”と掲げて1年間を通してずっとトレーニングを積んできたんで。今までの今川優馬にプラスアルファで成長したい」。地道に築いてきた土台も生かしながら、化ける。 目標は「規定打席だったり、レギュラーとして1年間を過ごしたい」。自慢の長打力の確率を上げ、飛距離も伸ばし、スピードも上げ、守備でもキレッキレの、今まで見たことのない今川優馬に、化ける。