<いざ令和の春>センバツ鳥取城北 選手紹介/2 畑中未来翔外野手/吉田貫汰内野手 /鳥取
◇強力打線の先頭担う 畑中未来翔外野手(みくと)(1年) チームでは数少ない鳥取市出身。学校までは約15分の距離を毎日自転車で通っている。入部してすぐのコーチらとの面談では「1年のうちにベンチ入りする」と公言し、右翼に定着。1番打者として看板の強力打線に勢いを与える役目を担う。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 親元を離れて寮生活をしている部員が多い中での実家暮らし。練習後、家に帰ってからも素振り練習は欠かさず、経験の差をカバーする努力を続けている。同じく球児だった父から助言を受けることもある。 チームで尊敬しているのは吉田貫汰主将。打撃練習では的確なアドバイスをもらっている。調子が上がってきたこともあり「余裕ができ、ゆっくり選球できるようになった」と感謝しきりだ。 ◇バットと寝る「熱男」 吉田貫汰(かんた)内野手(2年) 付いたあだ名は「熱男(あつお)」。プロ野球・福岡ソフトバンクのムードメーカーで、同じ三塁手でもある松田宣浩(のぶひろ)選手にちなんでいる。トスバッティングでは「よっしゃホームランや!」「左中間いったなー」。人一倍元気な声が練習場に響く。 京都出身で、中学時代は少年野球の強豪・枚方ボーイズで腕を磨いた。部員のみならず指導陣からも「かんた」と親しみを込めて下の名前で呼ばれている。打席に立てば、大きな一振りで塁に出た仲間たちを続々と還し、ナインにとっては頼もしい大黒柱だ。 試合の前夜は愛用のバットと布団に入り、翌日の活躍を祈っている。卵焼きはできたての温かいものしか食べないというこだわりがある。