土砂流入の富士スバルライン、連休前に全線が開通へ 一部は片側通行
富士山北側のふもとの河口湖と5合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」を26日に全線開通させると、山梨県が発表した。4合目付近などに流れ込んだ大量の土砂の除去などが続いていたが、被災現場の応急復旧が完了して片側交互通行が可能になったという。 【写真】富士山4合目付近のヘアピンカーブの道路に流入した土砂 営業時間は午前6時～午後6時（下りは午後7時）。9日に土砂流入の被害が確認された4合目の大沢駐車場付近と、2合目の白樺橋付近の計2カ所では片側通行規制を実施する。現地では土砂の除去が完了し、落石を防ぐための仮設柵が取り付けられた。 大量の土砂によって、大沢駐車場付近の落石防止ネット（約800平方メートル）が破損し、土砂や雪が駐車場に流れ込むのを防ぐ堤防「導流堤」の一部が壊れる被害も確認されている。県は今後、これらの被害状況を詳しく調査し、復旧方法を検討するという。
朝日新聞社
