菅野智之がオリオールズ移籍 球団が公式SNSで発表 1年契約で年俸19・5億円と米報道
巨人から海外FA権を行使した菅野智之投手(35)が、オリオールズと契約した。16日(日本時間17日)、球団の公式Xが「菅野智之投手、オリオールズへようこそ!」と、侍ジャパンのユニホームを着用した菅野の画像付きで投稿した。ESPNのジェフ・パッサン記者によると、年俸1300万ドル(約19億5000万円)の1年契約だという。 【写真】球団SNSに投稿された菅野智之 菅野は今季、24試合に登板し15勝3敗、防御率1・67の好成績を残し、リーグ優勝の原動力となった。セ・リーグ投手では歴代最多の3度目のMVPを獲得。最多勝、最高勝率などのタイトルにも輝いていた。 20年オフにはポスティングシステムを利用して、メジャー移籍を目指していたが、契約合意には至らなかった。4年後、ついに夢をかなえた。これまでに米メディアでは獲得候補としてエンゼルス、パドレス、カブス、ジャイアンツなどの名前が挙がっていた。 菅野は東海大4年時に日本ハムからドラフト1位指名を受けたが、入団を拒否。12年に巨人からドラフト1位指名を受けて入団すると、新人年から13勝を挙げるなど活躍した。これまで9度の2桁勝利を挙げるなど、通算136勝(74敗)の成績を残している。前巨人監督の原辰徳氏は伯父にあたる。 ◆菅野智之(すがの・ともゆき)1989年(平元)10月11日生まれ、神奈川県出身。母親が前巨人監督の原辰徳氏の実妹。東海大相模―東海大。11年ドラフトでは日本ハムと巨人から1位入札され、交渉権を得た日本ハムへの入団を拒否。1年の浪人生活を経て、12年ドラフトで巨人から単独1位指名を受け、入団。MVP3度、沢村賞2度。最優秀防御率4度、最多勝4度、最多奪三振2度。今季推定年俸4億円。186センチ、95キロ。右投げ右打ち。