来年1～3月の観光キャンペーンに意欲を示す関係機関の代表者=7月16日、富山県高岡市のホテルニューオータニ高岡（福井県提供）

　福井、石川、富山県とJR西日本、東日本、東海の3社、北陸経済連合会、北陸観光協会などは7月16日、北陸誘客促進会議を富山県高岡市内のホテルで開いた。本年度で20回目となる観光企画「ジャパニーズビューティー北陸キャンペーン」を来年1～3月に実施することを発表。今年10～12月の大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン（DC）」の後も切れ目なく北陸3県の魅力を発信し、北陸新幹線敦賀開業効果の最大化を目指す。 　ジャパニーズビューティー北陸は、JR3社や北陸3県、北経連などが3大都市圏からの誘客を目的に2004年度に始めた。近年は「美食」「美観」「美湯」など五つの美をテーマに、北陸の魅力や観光情報を発信している。 　この日の会議で、キャンペーンの名称は北陸DCのテーマでもある「日本の美は、北陸にあり。」にすることを確認。福井県からは西川聡交流文化部長が出席し「関係機関と協力してさらなる誘客に取り組みたい」などと意欲を示した。 　JR西の担当者は、旅行会社に提案する3県の観光プランの具体例を説明した。福井県関係の「美食」は、越前がにの最上級ブランド「極」を味わったり、競りを見学したりするプランや、小浜市内の民宿で若狭ふぐを食べるプランを紹介。「美観」では、電池推進遊覧船に乗って三方五湖を周遊するプランがあるとした。 　今後、ジャパニーズビューティー北陸の期間中に旅行商品を造成するよう旅行会社に働きかけ、3大都市圏中心に宣伝活動なども展開する。