PSGで主力のザイール・エメリが“MF7番手”? カンテ、ラビオ、カマヴィンガら激しすぎるフランス代表中盤の争い
世界一激しい中盤のレギュラー争いか
EURO2024でも優勝候補の一角に挙げられるフランス代表。各ポジションにワールドクラスのスターが揃っているが、特に序列争いの激しいエリアが中盤だ。 今大会では33歳のエンゴロ・カンテが復帰していて、カンテはグループステージ初戦のオーストリア戦から圧巻のパフォーマンスを披露。実力を改めて証明してみせた。 オーストリア戦でカンテの相棒に入ったのはアドリエン・ラビオで、ラビオは攻撃の組み立てに貢献できるテクニシャンだ。 さらにベンチにはエドゥアルド・カマヴィンガ、ユスフ・フォファナ、負傷の影響で出遅れたオーレリアン・チュアメニ、さらには18歳の若さでパリ・サンジェルマンの主力となったウォーレン・ザイール・エメリも控えているのだから恐ろしい。 仏『L’Equipe』によると、このうち序列が最も低いのはザイール・エメリだという。18歳の若さを考えれば仕方のないことだが、この立ち位置にザイール・エメリ自身はフラストレーションを溜めていると同メディアは伝えている。 現在のフランスはアントワーヌ・グリーズマンも中盤でプレイする時間が増えているため、レギュラー争いはかなり熾烈だ。グリーズマンを外す案は存在しないため、実質は2枠を6人で争う構図か。 ザイール・エメリはほとんどの時間をベンチで過ごすことになりそうだが、それもこの顔ぶれでは仕方がない。カンテ、チュアメニ、カマヴィンガ、フォファナといった選手は守備面での貢献度が極めて大きく、今のフランスの強さを象徴するエリアとなっている。
構成/ザ・ワールド編集部