Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング1位。無冠だが…。観客数アップも6億円の減収
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものもある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。 ※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値
1位:鹿島アントラーズ(222) 2023リーグ戦成績:5位(J1) 2023リーグ戦平均入場者数:2万2031人(8位) 2023シーズンホームグロウン人数:12人(3位) 2022年度営業収益:約61億1600万円(5位) 鹿島アントラーズが栄えある1位に輝いた。国内においては7シーズン連続無冠となり、今季は5位という成績でシーズンを終えた。ザーゴ、相馬直樹、レネ・ヴァイラー、岩政大樹と4年間で4人の監督が指揮を執ったが、いずれの政権も短期で終わっている。 一方で平均入場者数は2万2031人を記録し、2001年以来となる2万2000人超えを達成した。ただ、2022年度の営業収益は2019年度の約67億6800万円と比較して約6億円の減収となっている。19年に株式会社メルカリが経営権を取得した鹿島は、今後どのように変わっていくのだろうか。 かつて曽ヶ端準や野沢卓也を輩出したアカデミーは、近年もトップチームに人材を送り出している。現メンバーで在籍歴が最も長いのは土居聖真で、鈴木優磨や垣田裕暉もアカデミーからトップチームに昇格している。ホームグロウン人数は全体3位の12人で、荒木遼太郎や柴崎岳、昌子源といった高卒で鹿島に加入した選手が多くカウントされている。
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