６月３日、国連安全保障理事会の非常任理事国で、６月の議長国を務める韓国は、北朝鮮の人権問題に関する会合を今月半ばに開催することを計画している。写真は韓国のファン・ジュングク（黄浚局）国連大使。米ニューヨーク州で５月撮影（２０２４　ロイター／Eduardo Munoz）

Michelle Nichols [国連 ３日 ロイター] - 国連安全保障理事会の非常任理事国で、６月の議長国を務める韓国は、北朝鮮の人権問題に関する会合を今月半ばに開催することを計画している。韓国のファン・ジュングク（黄浚局）国連大使が３日明らかにした。 この問題では昨年８月、２０１７年以降で初めて公開会合が開かれた。常任理事国の中国は当時、安保理で人権問題を協議すべきでないと反対の意向を示したが、開催を阻止しようとはしなかった。 中国や同じ常任理事国のロシアは、人権問題は国連人権理事会で話し合うのが筋だと主張しており、今回も難色を示す公算が大きい。 ただファン大使は、北朝鮮の人権問題は同国の積極的な核・大量破壊兵器開発と密接に結びついている以上、会合開催に多大な支持があると期待していると述べた。 北朝鮮、中国、ロシアの各国連大使にコメントを要請したが、回答は得られていない。