「観光地から滞在地へ」デジタルノマドがターゲットの宿泊施設が28日オープン 香川・琴平町
KSB瀬戸内海放送
働きながら滞在できる施設が香川県琴平町にオープンします。ターゲットは「デジタルノマド」と呼ばれる人たちです。 【写真】1階の共用スペースにはシャワーやキッチンが
香川県琴平町に28日オープンする宿泊施設「Kotori Coworking&Hostel 琴平」です。 3階建ての空きビルを改装した施設には、宿泊できる部屋が8つ用意されています。1人用と2人用、そして最大10人で過ごせる部屋もあります。1階の共用スペースには、シャワーやキッチンなどがあり、長期滞在を想定しています。 (篠原茉那リポート) 「こちらはエレベーターがあった場所だそうなんですが、今はオンラインミーティングなどをすることができるんです。とても静かで仕事がはかどりそうです」 どこに座っても仕事ができるように、あちこちに電源が設置されています。 (琴平バス/楠木泰二郎 社長) 「観光客数は右肩下がりの状況となるので、新型コロナ以前に戻すだけでは右肩下がり、トレンドは変わらないということで、何かを変えていかないといけない」 運営するのは地元企業、琴平バスのグループ会社です。 ターゲットは、ITを活用して世界を巡りながら仕事をする「デジタルノマド」や、国内のリモートワーカーです。琴平バスによると、「デジタルノマド」は世界に約3500万人いるといわれています。観光地である強みを生かして、長期滞在をしてもらう狙いです。 (琴平バス/楠木泰二郎 社長) 「観光地から滞在地へ。単に観光スポットとして訪れるわけではなくて、ここに滞在して、滞在しながらいろんな周辺を楽しむそんな場所にしていきたい」 琴平バスグループは2023年1月に高松市にも同じコンセプトの施設をオープンしています。2024年1月までの10カ月で世界30カ国からの客を受け入れていて、滞在日数は最長で1カ月半だということです。
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