タイを釣り上げる人気の「鯛みくじ」で運試し
長野県千曲市の武水別神社
千曲市八幡の武水別(たけみずわけ)神社で、年末年始用の「鯛みくじ」の授与が始まった。張り子のタイにおみくじが差し込んであり、木製の台に置かれた約3千個の中からさおで釣り上げる。参拝者は早速、新年の運勢を占おうと糸を垂らしていた。 【写真】武水別神社の「鯛みくじ」の様子。木製の台に置かれた約3000個の中からさおで釣り上げる
「目出鯛」「一年安鯛」 お守りに
「目出鯛(めでたい)」「一年安鯛(あんたい)」と銘打ち、子どもを中心に人気だ。普段は赤、黒、紅白の3種類だが、年末年始は金のタイを加えている。来年の干支(えと)「巳(み)」を模した鈴と、菓子がもらえる当たりみくじもしのばせている。初穂料は1回300円。タイはお守りとして持ち帰れる。
「当たりを引けなくても」
権禰宜(ごんねぎ)の畠山智さん(41)は「タイを釣り上げて少しでも明るい気持ちになってもらえればいい。当たりを引けなくても、神様の言葉を胸に、1年を前向きに過ごしてもらいたい」と話している。