車高調に交換しても純正ダンパーは捨てちゃダメ! 加工してオーダーメイドのサスペンションに生まれ変わる「K-one DAMPERリプレイス」とは
「自動車メーカーが予算をかけて開発した純正ダンパーの性能が悪いはずがありません」
純正ダンパーに否定的な人もいるかもしれないが、K-oneの小菅社長は次のように話す。 「純正ダンパーは、自動車メーカーとサスペンションメーカーが一緒に開発しているものなので、悪いはずがありません。とくにスプリングシートなんていうのはすごく研究されていて、めちゃくちゃ予算をかけて開発しているものなんです。例えばダートラだと、スプリングの種類が用意できれば、純正形状のままセットアップするのが1番良いと考えています。ただ実際には純正形状のスプリングをたくさん用意することは無理なので、不可能なんですが……、それほど純正サスペンションは高性能だということなんです」 小菅社長の言うとおり、とても良く出来たサスペンションを放置していたり、処分していたりするとなったら、すごくもったいないことをしているのかもしれない。K-oneでは長年ラリーやレースといったモータースポーツ活動をしていくなかで、ノーマル形状のケースのままダンパーの仕様変更できるメニューを構築。もし眠っている純正ダンパーがあるのだとしたら、自分の用途に合ったセッティングでオーダーしてみるのはアリだと思う。 なお、「GRヤリス」用も同じ手法を用いたメニューをラインアップしている。今のところ価格は検討中とのことだが、2~3万円/1本の価格設定になりそうだ。もし、その値段でオーダーメイドのサスペンションがつくれるとしたら、これは破格と言っていいだろう。
XaCAR編集部