室伏長官が土性さんを激励 三重・松阪 スポーツ庁表敬訪問
市「スポーツのチカラ」が昨年度、優良自治体表彰を受け
三重県松阪市教育委員会スポーツ課職員で「伝えたい! スポーツのチカラプロジェクト」事業を担当するリオデジャネイロ五輪レスリング女子69キロ級金メダリスト・土性沙羅さん(29)が9日、東京都千代田区の文部科学省で、アテネ五輪ハンマー投げ金メダリストの室伏広治スポーツ庁長官を表敬訪問した。市の同事業が、昨年度のスポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰(同庁主催)を受けたことがきっかけ。室伏長官から激励された土性さんは「これまで以上に頑張りたい」などと答えていた。 同事業は、スポーツを題材に、子供たちへのキャリア教育や市民への健康づくりなど多分野に効果を波及させていく市の取り組み。昨年度、土性さんが市役所に入庁したことをきっかけに本格始動し、市内小中学校への出前授業などを進めてきた。 この日、午後1時半から竹上真人市長と共に同省を訪れた土性さんは「昨年の4月に市役所に採用されて2年目になる。後輩もできるので、これまで以上に一層、頑張っていきたい」などとあいさつ。室伏長官はスポーツが福祉や健康などの分野にも波及していくことへの期待を示し、竹上市長も引き続き自らが掲げる「スポーツと連動したまちづくりの推進」を約束したという。
財務省など新採職員に講演も
また土性さんは10日午前10時から、東京都北区の財務省西ケ原研修合同庁舎で、同省などの本年度新規採用職員を対象にした講演で講師も担当。講演は毎年度、各業界から著名人を招いて開催しており、土性さんは現役選手時代や市職員となってからのエピソードなども紹介した。