辞職か? 解散か? 明言は避ける 兵庫・斎藤知事への“不信任”可決
午前11時、議会が始まりました。冒頭、登壇した斎藤知事。 兵庫県 斎藤元彦知事 「今般の文書問題について申し述べます。当事案を通じて多くの県民の皆様にご心配をおかけしていること、改めて心よりおわび申し上げます」 午前中は補正予算案の審議が行われ、一旦休憩。午後3時前… 兵庫県 斎藤元彦知事 「食事をしたりしていました」 再び本会議場へ。 始まった午後の議会。議員たちが動き始めます。 兵庫県議員 「斎藤元彦兵庫県知事に対する不信任決議案(の審議)について、議員各位の賛同をお願い致します」 不信任案の審議を提案。 議長 「異議ございませんか?」 兵庫県議員たち 「なし!」 唇を固く結び、うなずいた知事。この直後に設けられた休憩時間に不信任決議案が提出されました。
兵庫県議員 「斎藤知事の耳に、心に、県民の声は、現場や職員の悲鳴は届いているでしょうか? 知事としての資質を欠いていると断ぜざるを得ません」 兵庫県議員 「一死をもって抗議すると、告発者をそこまで追い込んだのは究極のパワハラであって、知事の立場を退くべき十分すぎる理由だと考えます」 まっすぐ前を向いて議員らの声に耳を傾ける斎藤知事。そして午後5時半すぎ… 議長 「斎藤元彦兵庫県知事に対する不信任決議案は可決されました」 不信任案は全会一致で可決。知事は微動だにしませんでした。 ──今の率直な心境は? 兵庫県 斎藤元彦知事 「この事実は私自身が受け止めなければいけない。重い状況だと改めて認識しています」 ──知事は10日以内に「議会解散」か「辞職」か決断 兵庫県 斎藤元彦知事 「今すぐいつということは申し上げられない。しっかり考えて決断を出した中でタイミング、日時についてはあらかじめお伝えしたい」 ──県政を前に進めていく、その気持ちは変わりない? 兵庫県 斎藤元彦知事 「その気持ちは変わりはないです。しっかり考えたいと思います」