アンチェロッティ、防戦一方となったマン・C戦への批判に…「レアル・マドリーファンで悲しんでいる人間は一人もいない」
21日のラ・リーガ第32節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウにバルセロナを迎える。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、勝ち点8差で自分たちを追う宿敵を下して、リーグ優勝に近づく意欲を示した。 「バルセロナはとても手強い相手だ。素晴らしいプレーを見せているし、いつも通り激しくぶつかり合うようなクラシコとなるだろう。バルセロナはとても活気のあるチームだよ」 チャンピオンズリーグ準々決勝マンチェスター・シティ戦をPK戦の末に制したマドリー。セカンドレグではシティの圧倒的なポゼッションを前に防戦一方となり、何とかドローを維持して120分間を終えたが、その戦い方には批判的な意見も出ている。 「批判? 別に驚きではない。意見を言うのは自由だ。ボールを持っていても持っていなくても、その状況をうまく扱わなければならない。私たちはうまくやったよ。しかし、悲しんでいるマドリディスタ(マドリーファン)はどこにもいない」 「スペインには『水兵よ、海について話しておくれ』という言葉があると学んだ。私は大好きだね(ラファエル・アルベルティのポエムで、海の見えない人間が水兵に海についてどう感じるかを問いかける内容)」 シティ戦の終盤には5バックも使用したマドリーだが、今後も使う可能性はあるのだろうか。 「あのシステムを試合終了までの5~6分間で使用することは、最初から考慮に入れていた。5人ではなく6~7人でもいいし、GKを2人置いたっていい。まあバスを置くことはできないがね(笑)」 スペイン『マルカ』は、DFナチョ・フェルナンデスが今季限りでマドリーを退団し、MLSに移籍する可能性が高いと報道。アンチェロッティ監督は同選手の決断を尊重する考えだ。 「彼の未来は彼のものだ。何がしたいかは彼自身が口にしなければならない。シティ戦、彼は凄まじいパフォーマンスを見せてくれた。彼はこれからも偉大なセンターバックであり続けるだろう」 「彼のような選手については、その決断を尊重しなくてはいけない。彼は私たちの考えを理解しているよ」