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（ブルームバーグ）： 香港のキャセイパシフィック航空は、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）の長引く影響からついに脱却し、営業利益が過去最高を更新した。

キャセイ航空の13日の発表によると、2023年通期の営業利益は３倍強の151億香港ドル（約2800億円）に達した。これは10年に記録した141億香港ドルを上回る水準で、アナリスト予想の150億香港ドルにほぼ一致した。

より注目を集めた純利益は98億香港ドルで、３年連続の赤字後、初の黒字転換となった。パンデミック後の旅行需要が引き続き好調で、航空券価格が上昇したことから、売上高は85％増え945億香港ドルに上った。

パット・ヒーリー会長は発表文で、「2023年に当社はついに新型コロナウイルスのパンデミックを過去のものとした」と述べた。

キャセイ航空の株価は決算発表後に一時5.1％上昇し、日中の上昇率としては約８カ月ぶりの大きさ。株価は今年に入り10％上昇している。

同社は従来予想より３カ月遅い2025年１－３月（第１四半期）までにはパンデミック前の運航レベルに完全に戻る見通しを示した。

原題：Cathay Pacific Finally Shakes Off Covid With Record Profit (2)（抜粋）

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