<サッカー速報>日本がロスタイムの決勝ゴールで五輪出場決定!
後半のスタートから日本は、イラクにロングボールを放り込まれ、防戦一方。5分には、カディムの強烈なシュートがゴール上を襲うが、櫛引が好セーブ。17分には、中盤でボールを奪った南野がドリブルでゴール前まで持ち込んだが、囲まれ、左でフリーになっていた中島へのパスを選択。しかし、タイミングが合わずシュートまでつなげられない。19分過ぎには足の吊った鈴木が倒れこみ満足に走れなくなった。23分にオナイウに交代。32分を過ぎてから、スピードのある浅野を久保に代えて投入した。 日本は、セカンドボールを拾われ苦しい時間帯が続く。しかしロスタイムに入って、南野がペナルティエリアに斬り込み、クロスボールを上げた。イラクのキーパーが前に出てきてパンチングでクリアしたが、その弾かれたボールを原川が見事にコントロールされたミドルシュート。勝利を決定的にする勝ち越しゴールを刻みこんだ。残り時間を守りきって日本が2-1で勝利した。 「難しい試合になるかなと思っていたが、90分で勝ちたかった。そのとおりになったけど、まあしびれましたね。ドラマのような年代の選手ですから、できすぎなくらいのシナリオですが、オリンピックを決めました。むずかしいとか、厳しいとか言われながらも、彼らの可能性を信じていた。その気持ちが実を結んだと思う。これから日本は、もっと強くなる。使命感をもってこのチームを鍛えあげていきたい。ドーハの悲劇からロスタイムで歴史を逆転させていった。いい勝ち方だった」 試合後の手倉森監督も興奮していた。