【全日本卓球】夏星の金星! 赤江夏星が平野美宇をゲームオール11ー9で下して4強!
天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 1月22~28日 東京体育館 大会6日目 ●女子シングルス準々決勝 赤江夏星(デンソー) -3、5、6、-14、4、-4、9 平野美宇(木下グループ) 最終ゲーム、10ー9でマッチポイントを握った赤江の飛びついたフォアハンドが、平野のコートのエッジをかすめて入った。前日、パリ五輪代表候補に内定した平野を下し、赤江がベスト4に躍進した。 試合後のミックスゾーンで、まだ少し興奮の残る表情で「試合が終わったばかりで、信じられない気持ちとうれしい気持ちの両方が今はあります」と語った赤江。「バック対バックで単純に勝負すると平野さんのほうが上なので、フォアやミドルを突いて、そちらを意識させてから勝負しようと思った」という言葉のとおり、2ゲーム目から横回転を入れるワイパースイングのバックハンドで平野をフォアに大きく動かし、試合の主導権を握った。 平野も大接戦となった4ゲーム目を取り、最終ゲーム1ー3のビハインドから6ー3と逆転して勝利に迫ったが、ここから赤江が逆転。最後は9ー9から2本連取で勝負を決めた。 「平野さんとは練習は今までもしていたけど、試合をするのは初めて。1ゲーム目を何もできないまま落として、このままでは悔いが残るなと吹っ切れた。自分が今持っている力を最大限発揮しようと思いました」(赤江)