八戸高専、自由と競技の2部門入賞 全国高専プログラミングコン
10月に行われた情報通信技術のアイデアと実現力を競う「全国高等専門学校第35回プログラミングコンテスト」(全国高等専門学校連合会主催)で、八戸高専産業システム工学科電気情報工学コースの生徒たちが自由部門で敢闘賞とトヨタシステムズ企業賞、競技部門で特別賞を受賞した。同校では、両部門に挑んだ2チームのメンバーが入賞を喜んでいる。 今大会は課題部門と自由部門、競技部門で作品を募集。自由部門は同科3年リーダーの白石光さん(18)、舘向大輔さん(18)、熊野りおさん(18)、杉本慎之介さん(18)、1年の三浦士さん(15)のチームが参加した。写真からの個人情報の特定を防ぐ目的で、画像の危険度判定と自動加工の機能を持つウェブアプリ「AIデンティファイ」を作成。10月19、20日に奈良市で開かれた大会でプレゼンテーションした。 文化財の修復をモチーフにした競技部門は、同科3年の長谷川隼也さん(17)、佐藤僚亮さん(17)、仲山陽大さん(18)の3人による「巨肩人の上に立つ」チームが惜しくも準決勝敗退。当日は通信トラブルに見舞われるも、プログラムの内容を評価されて特別賞に選ばれた。 自由部門の白石さんは「受賞できてうれしい。スキルを客観的に評価してもらったことを励みに、今後のコンテストや就職活動につなげていきたい」。競技部門の長谷川さんは「かなりの事前練習を積んできたが、最後の詰めが甘かったため負けてしまった。来年こそ優勝する」と意気込んだ。
デーリー東北新聞社