「お客さんに水をかけて出禁」本当にあった、神格化されたラーメン店主の横暴トラブル
「お客さんに水をかけて出禁」
次は同じ店の別の出来事。 「店にはレンゲが置いてないんです。知らずに“レンゲください”と言う人がいて。昔から何度も言われてきたことなのでしょうか。店主は“レンゲなんかそこら中で売ってんだから、買ってこいよ!”と怒鳴っていました。こんな時代なんだから客は調べて来いよとも思うし、店は“うちはない”と言えばいいのに……とも思います」 また別の店の話。『ラーメンの鬼』こと故・佐野実氏を筆頭にラーメン店には特に“こだわり”の強い店主が多いが……。 「店の卓上調味料以外の調味料、一味か七味を持ち込んで勝手に使っていた客がいました。食べ終わりのスープの色が変化していたので、店員が気づいて店主に報告、からの激怒。客を怒鳴って出禁に。その後、偶然同じ人が出禁にもかかわらず再度来店したところ、店主が気づき、また大激怒。水をかけて追い出してました。その店の味はワイルドで、別に多少の調味料でバランスが崩れるような繊細なものでもないのですが」 ラーメン業界におけるトラブル。ニワトリが先か卵が先か、店が先か客が先か──。