天狗が住むと言われる急勾配な参道を自転車で 最長400m最大斜度26%に中学生らが挑戦 三重・福王神社
県内外の自転車愛好家や地元の中学生ら38人が参加=菰野町(三重テレビ放送)
天狗が住むとの伝説が残る参道を自転車で一気に駆け上がる「天狗坂上がり」が19日、三重県菰野町の福王神社で行われました。 「天狗坂上がり」は地域おこしの一環として11年前から行われているもので、天狗が住むと言われる神社の急勾配な参道を自転車で駆け上がることで邪気がはらわれ、1年間幸福が訪れるとされています。 神前で安全を祈願した参加者らは、祈祷(きとう)された水を飲んで身を清めた後、全長約400メートル、最大斜度26パーセントの坂に挑みました。 9回目の開催となった19日は小雨が降る天候となりましたが、県内外の自転車愛好家や地元の中学生など38人が参加し、息を切らしつつも一生懸命ゴールまで駆け上がっていました。 今年は、1分35秒で上り切った愛知県からの参加者が、天狗の力が最も宿った「福王」となりました。 参加した人たちは「完走できて良かった」「知らない人もみんなで応援してくれたので楽しく面白く走れた」「中学生で1番になりたかったが速い人ばかりで悔しかった。リベンジで来年も出たい」などと話していました。