ブンデスリーガの優勝候補筆頭はドルトムントだ【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
ライバルの優勝に貢献したフンメルスが電撃的に復帰
3シーズンぶりにドルトムントに復帰したフンメルス。レーブからは“戦力外”の烙印を押されたものの、その高度なスキルや守備力はまだまだ錆びついていない。(C) Getty Images
終盤戦の失速で惜しくも優勝を逃してしまったドルトムントは今夏、アザール、ブラント、フンメルスら即戦力の獲得に成功。戦力を一気に向上させた。新シーズンこそは王者バイエルンの覇権を阻止できるかもしれない。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2019年8月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― ブンデスリーガがシーズン後半戦に突入した今年の2月、ボルシア・ドルトムントは2位のバイエルン・ミュンヘンに勝点7差を付けて首位を快走していた。永遠のライバルを大きく引き離して邁進するドルトムントの関係者は、日に日に現実味を帯びていく優勝への希望に、胸を躍らせていただろう。もちろん、サッカーなしでは生きていけないこの街の熱狂的なサポーターたちも、覇権奪還を疑わなかった。 だが、彼らの希望は無残に砕け散った。後半
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