横浜は指揮官交代で上昇気流に? ハッチンソン暫定監督が中断明け3連勝へ札幌攻略に掲げたポイント
直近のリーグ戦では鹿島、町田に勝利し2連勝中
中断を挟んだJ1がいよいよ再開するなか、横浜F・マリノスは、8月7日にJ1第25節として北海道コンサドーレ札幌とホームで対戦する。 【PHOTO】ニューカッスルとの一戦に国立に駆け付けた横浜F・マリノスサポーター ACLとの掛け持ちで疲労が蓄積した背景もあり、今季はリーグ戦で16年ぶりの4連敗を喫するなど苦しんでいる横浜は、24節終了時点で11位と中位に甘んじている。 しかし、23節の鹿島アントラーズ戦(4-1)に快勝すると、ハリー・キューウェル監督からチームの指揮を引き継いだジョン・ハッチンソン暫定監督のもと、24節のFC町田ゼルビア戦(2-1)も競り勝ち、中断前のリーグ戦では2連勝を飾っていた。 加えて、8月3日に臨んだプレミアリーグの強豪ニューカッスルとの親善試合も2-0で勝利。この流れを持続し、勢いに乗りたいところだ。 8月6日のトレーニング後、ハッチンソン暫定監督は囲み取材に応じ、札幌戦に向けて意気込みを語った。 「この2試合(鹿島戦、町田戦)で作り上げてきたところを出せればいいと思っています。ニューカッスル戦の結果は別として、ああいうチームに対して自分たちがどれだけできるかを再確認できましたし、そのパフォーマンスを続けて出すことが大切です。 ただ、親善試合の結果も大事ですけど、リーグ戦で結果を残すことが一番大事です。相手がどうこうではなく、自分たちが何をしなければいけないのか。直近の2試合のパフォーマンスを続けて出せるようにやっていきたい」 対する札幌は、マンツーマンディフェンスが特長のチームである。ハッチンソン暫定監督はどう攻略するイメージを持っているのか。 「札幌は決して簡単に倒せるチームでないですし、素晴らしい監督のもと、しっかりとした組織でやってくるチームだと思いますが、必ず自分たちの動きのなかでフリーな選手が出てくる。その選手を探せるかどうか。動きがなければ何も起きませんし、自分たちが動いたうえで、フリーな選手を見つけることができれば、前方向に持っていけるのではないかと思っています」 前節の町田戦から約3週間ぶりとなるリーグ戦で横浜は、札幌から勝点3を奪って3連勝を果たせるか注目だ。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)