アーセナルにとってウェストハム戦は正念場 “今季すでに2敗” の強敵に勝てなければタイトルレースは遠ざかる
ウェストハムは不気味な相手だ
現在プレミアリーグ3位につけるアーセナル。第23節の首位リヴァプールとの一戦で大きな勝利を手にしたが、未だ勝点は「2」の差がある。また、2位マンチェスター・シティは同勝点だが、消化試合が1つ少なくなっているため、未消化試合の結果いかんでは今後シティが首位に躍り出る可能性も高い。この2チームがそうそう勝点を落とすことは考えにくいため、アーセナルはこれから着実に勝点3を積んでいく必要がある。 しかし、今節は強敵が立ちふさがる。デイビッド・モイーズ監督率いるウェストハムだ。今季アーセナルはカップ戦も含めてすでにウェストハムと2度対戦しているが、2度とも敗れているのだ。しかも、第19節で敗れた際もリヴァプールの本拠地アンフィールドでアーセナルが好パフォーマンスを発揮した直後だった。今回もリヴァプール戦の直後。それだけに今節はアーセナルにとって不気味さが漂う。 この試合ではボールを保持しながらも攻めあぐねており、そんななかでセットプレイから追加点を奪われるという難しい展開を強いられたアーセナル。ウェストハムはもともと粘りのある守備には定評のあるチームであり、しかも今節はウェストハム側のホームだ。厳しい戦いになるのは間違いない。 しかしウェストハムはここのところ、公式戦で6戦連続で勝利がない。シーズン前半に好調だったFWジャロッド・ボーウェンもここのところはなかなかネットを揺らすことができておらず、チーム全体でもリーグ4戦で3ゴールという寂しい成績に終わっている。このあたりはアーセナルにとっては良いデータかもしれない。 タイトルレースに食らいついていくためにもアーセナルは負けられない。冨安健洋も戻って来ることが予想されるが、ロンドン・スタジアムで快勝を収めることができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部