「鉄道高架はワンチームで」 知事は徳島市などと連携して事業を進めたい考えを示す【徳島】
JRT四国放送
11月20日の定例会見で後藤田正純徳島県知事は、県が前日19日に発表した新たな鉄道高架計画について、今後は徳島市などと連携して事業を進めたい考えを示しました。 (後藤田正純徳島県知事) 「県都徳島を蘇らせたい、これはひいては県全体の利益につながる」 この日の定例会見で、後藤田知事はこのように述べ、今後は徳島市の遠藤彰良市長とも連携し、鉄道高架事業を進めたい考えを示しました。 徳島県が11月19日に発表した新たな鉄道高架事業計画では、旧文化センター跡地に移転させる車両基地を含め、文化の森駅北の冷田川鉄橋まで約4.2kmを高架にします。 工期は13年で、事業費は850億円、徳島県と徳島市の負担額は、ともに180億円と見積もられています。 四国各県では、2024年9月にJR松山駅で鉄道高架が完成し新たな駅舎が誕生するなど、駅を中心とした開発が進んでいます。 (小喜多雅明記者) 「徳島が、なぜこういった開発に乗り遅れたのか?」 (後藤田正純徳島県知事) 「それはやはり政治的対立というか、徳島県と徳島市がたびたび方向性が異なる、こういったことが原因だった。いつも言っているように、ラストチャンスだと思う」 後藤田知事は、今後、徳島市や関係団体とワンチームとなってまちづくりを進めていきたいとしています。