三重で漁船が転覆し2人死亡、1人行方不明 離島出港後連絡途絶える
24日午前6時40分ごろ、三重県鳥羽市の答志島の東側沖合で、漁船ゆたか丸（9.1トン）が転覆していると鳥羽磯部漁業協同組合から118番通報があった。鳥羽海上保安部が午前8時ごろ、転覆した船内から旅館業、山下定宏さん（76）=同市答志町=を救助したが、死亡が確認された。その後、答志島の南の海上で、ゆたか丸船長の西川豊博さん（76）=同市答志町=を発見したが死亡が確認された。他に乗船していた山下さんの妻の美智子さん（76）=同市答志町=が行方不明となっており、鳥羽海保などが捜索している。 鳥羽海保などによると、夫婦は23日午後11時ごろ、同県伊勢市の病院に入院中の親族に会うために自宅を出た。3人を乗せた漁船は出港後、連絡が途絶えたという。漁協所属の船が転覆状態の漁船を発見した。（小林裕子、松本敏博）
朝日新聞社
