笑福亭喬介、来年20周年イヤー 落語ブームに乗り「運がよかった」
落語家、笑福亭喬介(43)が13日、大阪市内で笑福亭喬介入門20周年記念「スタディ喬介~ファイナル~」記者会見に出席した。 2年前から、ゲストに古典落語の稽古をつけてもらい、当日披露する独演会を開催。来年迎える周年イヤーでは初回の2月9日に大阪・心斎橋角座で桂文三(57)をゲストに招き、以降2カ月に1回のペースでネタをおろしていく。 「最初は自分に大きいネタがないというのがあって、自信もなかったんですけど。あと弟子ができたのは一番大きかったですね。もっともっとやっていかなアカンと」と3年前に笑福亭喬明(24)を弟子に取り、自覚が芽生えたのがきっかけで、独演会が始まった。 笑福亭松喬(63)に入門してから20年。「当時は繁昌亭もなくて、師匠でさえも仕事なかったので、この世界でやって行けるのかなというのがあった」と懐古。しかし、2006年に天満天神繁昌亭が開場。07年にNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の放送があり、落語ブームがやってきた。「そのころに年季明けさせていただけて、2年半くらい休みがなくて、運がよかった。毎日落語させていただいて、師匠のおかげでもありますし、教えていただいた先輩方のおかげ。それがなかったら下手くそな落語をしていると思います」と謙虚に語った。