店の目の前で取引を...シャブ密売で逮捕された大阪・西成の焼き肉店経営者「大胆すぎる犯行手口」
“犯行現場”はなんと、自分の店の真ん前だった。 外国人留学生などに覚醒剤を密売したとして、大阪府警は9月4日までに大阪・西成区の焼き肉店の経営者ら二人を覚醒剤取締法違反などの容疑で逮捕・起訴した。 【酒を片手にスケボーを...】シャブ売買で逮捕された焼き肉屋経営者 逮捕前の素顔写真 「松田大樹被告(39)と梶野了被告(44)は今年1月、覚醒剤0.3gをインドネシア人の留学生に2万4000円で譲り渡した罪などに問われています。被告らは、秘匿性の高い通信アプリ『テレグラム』上に〈アイス売ります〉などと隠語を使って投稿し、客を集めていました。客が彼らの経営する焼き肉店の前に車で訪れると、運転席の窓から覚醒剤の入った封筒を手渡して現金を受け取っていた。客層は20~60代と幅広く、女性もいたといいます。二人が倉庫代わりに使っていた西成区のアパートからおよそ360g、末端価格にして2400万円相当の覚醒剤が押収されています(全国紙社会部記者) ◆強面の人間が焼き肉屋に出入り あまりに大量だったことから余罪も疑われているという。彼らの覚醒剤密売はいかにして発覚したのか。 「被告らから覚醒剤を購入した留学生が、友達と“回し吸い”した際に錯乱状態になってしまったのです。留学先の大学職員に付き添われて警察に出頭。覚醒剤購入の経緯を説明し、事件が発覚しました」(同前) 密売の舞台となった焼き肉店『肉の松っちゃん』は西成区にある飛田新地にほど近い商店街の一角にあるものの、グルメサイトでもまったく紹介されておらず、「焼き肉店」として営業していたかどうかも怪しい。近隣住民がこう証言する。 「夕方になり、店がオープンすると頻繁に店の前に車が来るんですよ。そしてそのたびに店員が外に出てきて、無言で封筒を渡す。そんなシーンを何度か見かけました。『松っちゃん』ができたのが、確か2年ぐらい前やったかな。あまり繁盛しているイメージはないね」 本業の焼き肉はそっちのけで、薬物売買に手を染めたのだろうか。いずれにせよ、決して許されるものではない。
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