雨の中ろうそくの「1.17」に祈り 阪神淡路大震災から23年
雨の中ろうそくの「1.17」に祈りを込めて 阪神淡路大震災から23年 報告:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
6434人が亡くなった阪神淡路大震災から17日で23年を迎えた。神戸市中央区の東遊園地では同日午前5時から「1.17のつどい」が行われ、降りしきる雨の中、多くの遺族や被災者らが震災が発生した時刻に黙祷をささげた。
この催しは、震災で亡くなった犠牲者を追悼するとともに、震災で培われた「きずな・支えあう心・やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくために行われている。 例年、竹灯籠のろうそくの火で「1.17」の文字が灯されている。今年は公募で決定した「1995伝」の文字も描かれていた。
同園内のスピーカーから「午前5時46分です」という時報が聞こえると「黙祷」の言葉とともに、一人ひとりが静かに目を閉じ祈りをささげた。昨夜遅くから雨が降り続いており、雨にぬれながら手を合わせる人の姿も多く見られた。 神戸市中央区から来た70代の女性は「きょうはすごい雨ですね。友達のことを思って来ました。私も年を重ねたのでここまで来るのが大変でした。23年といっても、とても早く感じました」と話していた。