【陸上】マラソン五輪王者・キプチョゲがキプトゥム氏の事故死に対する誹謗中傷を告白 IOCはAI活用し、選手への中傷を監視することを発表
男子マラソン前世界記録保持者で五輪2連覇中のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、昨年10月に世界記録を塗り替えたケルビン・キプトゥム氏の事故死に関与したという憶測から、誹謗中傷をSNSで受けてきたことを明らかにした。 パリ五輪マラソン・ケニア代表発表!3連覇目指すキプチョゲ、駅伝で活躍のムティソ 女子は東京五輪金・ジェプチルチルら強力布陣 キプトゥム氏は今年2月に交通事故で死亡。この件に関してキプチョゲが加担したのではという憶測がSNS上で飛び交い、家族へも危害が加わるおそれを感じ対処してきたことを英国BBCのインタビューで話した。キプチョゲはトレーニングは通常通り続行しており、パリ五輪へは自身3度目のマラソン代表として選出されている。 SNS上での選手に対する中傷は当件に限らず問題化しており、5月7日には国際オリンピック委員会(IOC)がパリ五輪へ向け、AIを活用したシステムにより主要SNSでリアルタイムモニターを実施することを発表。アスリートが競技に集中し、安全を守るための取り組みとして、35以上の言語で差別や中傷などの投稿についてフラッグを立て、プラットフォームで適切に対処するとしている。
月陸編集部