『光る君へ』頼通役・渡邊圭祐「最初で最後のロケ」を振り返る
大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原頼通を演じた渡邊圭祐の声を紹介する。 【濃厚ラブシーン】吉高由里子に柄本佑が覆いかぶさって… ――藤原頼通を演じきって 平等院鳳凰堂を建てた男っていうものが遠く感じていたんですけど、意外と近しいものだったのかななんて思える日々でしたね。通づるものがあったというか、ちょっと言葉にするのも若干難しいですが、歴史上の人物をやるっていうのは、フィクションのようでフィクションじゃないみたいな不思議な感覚でしたね。 ――印象に残っているシーン 金峰山に行った御嶽詣はやっぱりインだったっていうのもあり、最初で最後のロケだったので、たしか僕のあれはやっぱり心に残っていますね。「大河ドラマってこんなに体を使うんだ」みたいな(笑)。「イメージと違う」みたいな感じに最初はそうなったので、でもすごく楽しかったですね。だからこそ心に残っているし、本田さんとの友情が芽生えたシーンだったので、成人男性をね、支えるというあのシーン。雨降らしなんかあったりもして、インがあれでよかったなって思いもあって、あのシーンはすごく心に残っていますね。 ――藤原頼通として過ごした時間 貴重な経験というよりも体験をさせていただいたなっていう感覚がすごく強くて、それはさっきも言った歴史上の人物っていうこともありますし、スタッフのみなさんもプロフェッショナルな方々がすごく多くて、キャストもさまざまなすばらしい方たちとご一緒できるっていう。大河ドラマならではの経験だなっていうのを踏まえての職場体験じゃないですけど、そういう感覚でしたね。すごくためになることも多かったですし、「頑張ろう」って思える原動力になるような気がしますね、これから先。楽しかったです。