夏の高校野球、千葉大会の組み合わせ決まる 7月10日から選手宣誓は千葉商の麻生主将
夏の甲子園出場をかけた第106回全国高校野球選手権千葉大会の組み合わせ抽選会が13日、千葉市稲毛区の県総合スポーツセンターで行われ、対戦カードが決まった。暑さ対策として、原則、各球場午前9時からの1日2試合で大会を進行する。夢の舞台に向け、7月10日に球児たちの熱い戦いが始まる。 148チーム(160校)が参加し、11球場で計147試合が行われる。5チームは、複数の高校が組む「連合」での出場となる。開会式は来月6日午前10時からZOZOマリンスタジアム(同市美浜区)で実施され、決勝戦は同27日に行われる。各試合三回、七回にはそれぞれ給水タイムを設ける。 選手宣誓を務めるのは、抽選会で大会の回数と同じ106番を引いた千葉商業(千葉市中央区)の麻生陸斗主将。「まさか(106番を)引くとは思わなかったのでびっくりしたが、とてもうれしい。選手宣誓では、全員で一体となって勝ちに向かって突き進む高校野球のすばらしさを子供たちにも伝えたい」と意気込んだ。 春の甲子園でベスト4の快進撃を見せた中央学院(我孫子市)の初戦は秀明大秀明八千代―松戸向陽の勝者と対戦する。中村研心主将は「逆境になっても気持ちがぶれず常に平常心を保てるよう取り組んできた。県内は強豪校が多いが、一戦必勝で戦う」と力を込めた。 昨夏の県大会覇者、専大松戸(松戸市)は、柏陵―磯辺の勝者と初戦でぶつかる。中山凱主将は「どんな相手にも屈せず、チャレンジャーの気持ちを持って一戦一戦戦い連覇を目指す」と気を引き締めた。(松崎翼)