恐竜がディスプレーから浮き出るような迫力ある映像が楽しめる「恐竜パークゲート」＝7月29日、福井県福井市中央1丁目

　福井県は7月29日、福井市中央1丁目の再開発エリア「FUKUMACHI BLOCK（フクマチブロック）」に設置した恐竜の3Dホログラムディスプレーを披露した。恐竜が迫力ある動きでディスプレーから浮き出るように見える。幅約4.9メートル、高さ約2.5メートルで、3Dホログラムディスプレーでは国内最大級という。31日から連日、午前9時～午後9時に運用する。 【動画】恐竜が檻を破り… 　勝木書店福井駅前本店跡地に整備された屋外広場に設置し、「恐竜パークゲート」と名付けた。発光ダイオード（LED）のブレード（長さ65センチ）が付いた装置50台が高速回転し、ディスプレーに映像を透過させ、光の残像で目の前に物体が浮き出ているように見える仕組み。 　同県勝山市で化石が見つかったフクイベナートル、フクイラプトル、フクイティタンが動き回り、おりを破って飛び出す映像なども見られる。“3D恐竜図鑑”のようにそれぞれの大きさも紹介する。県恐竜戦略室の安達哲雄室長は「福井駅西口広場のロボットで恐竜の実物大、3Dホログラムで動きを楽しんでほしい」と話している。 　県と福井市が進める「福井駅周辺恐竜エリア拡大プロジェクト」の一環で、制作費は約1億1500万円。県は9月、福井駅西口を出た正面にスピノサウルス類のスコミムス（全長10メートル、高さ4メートル）のロボットを新設する。