横浜・青葉の強盗殺人、現金を回収した女「夫から何度もお願いされて引き受けた」
横浜市青葉区の住宅で後藤寛治（ひろはる）さん（７５）の遺体が見つかり、現金などが奪われた事件で、強盗殺人容疑で逮捕された東京都足立区関原、職業不詳木本未穂容疑者（３０）が「夫から何度もお願いされて現金の回収を引き受けた」と供述していることが県警への取材でわかった。 【写真】後藤さんの遺体が見つかった家（横浜市青葉区）
捜査関係者によると、木本容疑者の夫（３１）は１０月１９日、詐欺容疑で北海道警に逮捕されており、特殊詐欺グループの一員とみられている。
県警の発表によると、木本容疑者は千葉県印西市、宝田真月（まづき）容疑者（２２）らと共謀して１０月１５日頃、後藤さんに暴行を加えて殺害し、現金約２０万円などを奪った疑い。調べに対し、「一緒に強盗をしたことは否定します。犯罪で得た金を回収した」と供述している。
宝田容疑者の供述や防犯カメラなどの捜査から、宝田容疑者は事件後、他の実行役２人を新横浜駅付近で車から降ろし、奪った現金から報酬数万円を取り、東京都内の公園のトイレに置いたという。その現金を木本容疑者が回収したとみられる。
木本容疑者は、夫の仲介で指示役とつながり、具体的な指示は匿名性の高いアプリで受けたと説明しているという。
