カウンターから勝ち越しの決定機を迎えるも…

相手エースのサカ（７番）とボールを奪い合う遠藤。(C)Getty Images

　現地時間12月23日に開催されたプレミアリーグ第18節で、遠藤航を擁する３位のリバプールは、冨安健洋（怪我で離脱中）が所属し、勝点１差で首位のアーセナルとホームで対戦。評価を高めている遠藤は、公式戦６試合連続で先発を果たした。 【動画】アーセナル相手に圧巻のボール奪取！遠藤のお家芸炸裂でリバプールがチャンス創出 　大注目の首位攻防戦は開始４分、いきなり動く。リバプールはFKからガブリエウ・マガリャンイスにヘッドで叩き込まれ、アーセナルに先制を許す。 　追いかけるホームチームは14分に、遠藤のクロスをガクポがすらした後、サラーがペナルティエリア右でボレーシュートを放つが、枠を捉えきれない。 　それでも頼れるエースは29分、アレクサンダー＝アーノルドのフィードをゴール前で受けると、対峙したジンチェンコを難なくかわし、豪快に左足を一閃。強烈なシュートでネットを揺らし、同点に追いつく。 　今シーズンも相変わらず好調のサラーは、リーグ得点ランク首位のハーランド（マンチェスター・シティ）に２点差に迫る、12点目となった。 　１－１で折り返すと、50分に遠藤の潰しからショートカウンターを発動。サラーがフィニッシュまで持ち込むも、勝ち越し点は生まれない。 　以降もとにかくハイテンポな展開が続くなか、68分に３枚替えを敢行。ガクポ、ジョーンズ、ディアスを下げ、ヌニェス、エリオット、フラーフェンベルフを送り込む。対してアーセナルも同じタイミングでマルチネッリに代え、トロサールを投入する。 　73分にはロングカウンターから圧倒的な数的優位を作り、アレクサンダー＝アーノルドが決定機を迎えるが、シュートをクロスバーに当ててしまう。 　結局、最後まで逆転ゴールは奪えず。１－１で長い笛が吹かれ、勝点差１は変わらずに終わった。なお、ボール奪取や的確な繋ぎで抜群の存在感を発揮した遠藤は、フル出場している。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部