帰宅ラッシュの電車内で、大泣きする1歳の息子に必死になだめる母親 すると女の子が声を掛けてくれて…「本当に感動しました」
子どもが電車やバスのなかで盛大に泣きだしてしまったとき、内心とても焦りますよね。気のせいか、いつも以上に大きな声で主張する我が子…。 【漫画イラスト】助けてれくれた優しい親子(イラスト:23ca) アリサ(仮名)さんはそんなシチュエーションで、素敵な親子と出会いました。今回はまさに神対応でピンチを救ってくれた親子のお話です。
電車内で大ぐすりの息子
アリサさんの息子さんが1歳10ヶ月のころのことです。息子さんが熱を出したことで病院にかかり、電車で自宅へ帰っていました。体調が悪かったせいか、息子さんは電車に乗り込んだあとすぐに抱っこをして欲しいとぐずり出してしまいました。 アリサさんは、大量の荷物とベビーカーを持っていたのでどうしても抱っこが難しく、電車のなかで泣きじゃくる息子さんを必死になだめていました。 そんなとき、40代ぐらいのお母さんと中学生くらいの女の子が息子さんに話しかけてくれたのです。 「ママもね、とっても抱っこしてあげたいんだけど荷物をたくさん持ってるからできないんだ。ちょっと頑張ってみようか?」とお母さんが言ってくれて、中学生の子が「弟もこんな感じだったよね。懐かしいなぁ。これはどう?」とバッグについていたキャラクターの人形を見せながらあやしてくれました。すると息子さんは話しかけられたことが嬉しかったのか、泣くのをやめてベビーカーに大人しく座ってくれたのです。 公共の場でなおかつ、混んでいる時間帯でのこと。アリサさんは、周りの方に申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまっていたので、この親子の親切に救われた気持ちになったのでした。
神対応に感謝
ー助けてもらったとき、相手に対してどう思いましたか?また、なんと伝えましたか? まるで知り合いかのようにサッときて手伝ってくれ、息子をなだめてくれるお母さんと、まだ中学生なのに優しい笑顔で遊んでくれる娘さんを見て本当に感動しました。ごく当たり前のようにその行動をしてくれたことに本当に驚き、私も困っている人がいたら迷わずサッと声をかけてあげられる人になりたいと思いました。お2人に「ありがとうございます!本当に助かりました」とお辞儀をしてお礼を言うと「私も助けてもらったからね。ママ頑張るんだよ」と言葉をもらい、さらに感謝したのを覚えています。 ー相手の方とはその後、何か会話をしましたか?その際、どのような会話をしたのか教えてください。 同じ場所で降りたので、再度「ありがとうございました」と伝えると、にこっと笑顔でバイバイしてくれました。 ー子育てならではの大変さを感じることを教えてください。 公共の場所へいくときはなるべく、音の鳴らないおもちゃを持っていったり、お菓子を持っていったりと工夫しています。それでも無理なときには、子どもの好きな車や電車の写真を携帯にためておいて、見せながら話かけるようにしています。 泣いているときに「すみません」と言っていると「赤ちゃんは泣くものだから」と言ってくださる方もいますが、どうしても仕事帰りの方が多く乗っているときなど、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、途中で諦めて下車することもあります。公共交通機関を気軽に使うのはまだ難しいなあと思っています。