ビリー・アイリッシュ、ライブ中にファンが投げたネックレスが顔に命中
ビリー・アイリッシュが、最近【ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト・ツアー】の公演中に客席から投げられたネックレスが顔にあたってしまう出来事があった。 現地時間12月13日、米アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナでのパフォーマンス中、22歳のポップスターであるアイリッシュの顔に、熱狂的なファンが投げたと思われるネックレスが直撃した。この出来事は、アイリッシュが映画『バービー』のサウンドトラックに収録されているバラード「What Was I Made For?」をステージ上で足を組んで座って感情的に歌っている最中に起こった。 ファンが撮影した映像は、ネックレスが顔に当たり、アイリッシュが反射的に動く様子を捉えている。彼女はその状況をプロらしく乗り越え、チャート首位を獲得した同曲を歌い続け、わずかに苛立ちながらもそのネックレスを脇に投げ捨てた。 アイリッシュは以前から、ファンが物をステージに投げいれる行為について言及していた。2023年7月に映画『バービー』がワールド・プレミア上映された際に、彼女はその行為の背景にある興奮は理解できるとしつつも、容認できないと強調した。 「6年間、文字通りステージで物を投げられ続けています。なぜこれが今さら新しい話題になっているのかわかりません。人々はただ興奮しているんでしょうけど、それは危険なことです」と、当時アイリッシュは米ザ・ハリウッド・リポーター誌に語った。 彼女は、投げられる物の大半はスマートフォンであり、ファンがアーティストと一緒にセルフィーを撮ろうとして投げることが多いと説明していた。「ステージの上にいる時は本当に腹立たしいです。複雑な気持ちになりますね。だってステージ上にいる身として最悪なことですから。でも、それは愛情があるゆえに発生した行為だと理解していますし、彼らは何かを渡そうとしているだけなんです。ただ、ステージ上にいるときは無防備な立場で、これまで何年も物を投げこまれ続けています」と彼女は続けた。 今回のアリゾナでの出来事は、ここ数か月間で増加しているファンによる物の投げいれ行為の一部だ。最近では、ザック・ブライアン、ウィズ・カリファ、モーガン・ウォレン、ニッキー・ミナージュなど、複数の著名アーティストが公演中に物を投げつけられるという被害に遭っている。